ミニカ スキッパーはミニカ70をベースにして、クーペモデルに仕立てた車です。
誕生した1971年当時、クーペ要素を盛り込んだ軽自動車は、スズキのフロンテクーペとスキッパーだったと記憶している。
デビューはスキッパーの方が半年程度早かったようだ。
一見保守的と思える三菱自動車というメーカーは、実はかなり新しい試みを時代に先駆けて実施していたのだ。
その軽快なスタイルはミニカ70のフロント・ドアそのままに、ルーフを一気にテールに向かって流れ落とす手法だ。
これにより見え難くなった後方の視界確保のために、テールランプの上にスクープドウインドウをはめ込んだ。
このスクープドウインドウはスキッパーの大きな特徴だ。
この先見的なアイデアは後の車達(プリウス・CR-X等)にも採用されていった。
フロントマスクはギャランGTOを彷彿させるデザイン、4灯式採用(内側フォグ)も当時では珍しかったのではないだろうか。